「食欲がない」「元気がない」「水を頻繁に飲む」「1回に飲む水の量が多くなった」 これらはすべて、ネコちゃんから飼い主様へ発せられたSOSである可能性があります。 言葉を話すことができないネコちゃんを病気から守るためには、こうした「言葉にならないSOS」を察知してあげることが大切です。 ですので、普段からネコちゃんの行動やしぐさによく注意し、少しでも「変だな?」と思われた時には、当院にて診療を受けられるようにしてください。
これらはあくまで一例です。
これら以外にも何か変化を感じられた時には、すぐに当院までご相談ください。
当院ではネコちゃんの眼科疾患や皮膚疾患の治療に力を入れておりますので、そうしたことでお悩みの方は是非当院まで一度ご相談ください。 またネコちゃんの病気の早期発見には、動物病院での定期健診が非常に有効です。特にご高齢のネコちゃんにつきましては、当院にて年に1回程度の定期健診を受けられることをおすすめします。
猫カリシウイルス(FCV)に感染することで発症する感染症で、「口内炎」「舌炎」「高熱」「くしゃみ」「鼻水」「よだれ」などの症状が現れます。
他の病気の猫の便から、パルボウイルスの一種である猫汎白血球減少症ウイルス(FPV)に感染することで発症する感染症で、「嘔吐」「下痢」「食欲不振」などの症状が現れます。
他の猫との喧嘩、また出産時の血液感染により発症することの多い感染症で、「貧血」「口内炎」「腫瘍」などの原因となります。
「猫免疫不全ウイルス」は「猫エイズ」と呼ばれることもありますが、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)とは異なるウイルスです。また、これに感染した猫がすべて発症するわけではありません。なかには発症せずに一生を終える猫もいます。 ただし発症すると、「軟磁性の口内炎」「貧血」「肺炎」「腸炎」などの症状が現れます。また、感染してから発症前での潜伏期間が長いという特徴があります。
コロナウイルスの一種である猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)により、腹膜炎が引き起こされる感染症です。若年期の猫に多くみられ、腹や胸に液体が溜まることもあります。
結膜が炎症を起こす病気です。「猫カリシウイルス感染症」と「猫伝染性鼻気管炎」にかかると、この症状がよくみられます。
角膜が炎症を起こす病気です。「涙を流して痛がる」「目の表面にモヤがかかったような状態になる」などの症状が現れます。
目の水晶体が白濁する病気です。症状が悪化すると失明に至るケースもあります。また猫の場合、稀なケースですが他の猫との喧嘩や事故により「白内障」になることもあります。
ミミヒゼンダニ(耳ダニ)が外耳道に寄生することで発症する感染症です。すでに耳ダニに感染している猫と接触することで、感染します。発症すると「激しいかゆみ」を伴うため頻繁に耳を掻くようになります。また耳の中に「黒い耳垢が溜まる」などの症状も現れます。 この「耳ダニ症」は完全に治療しないと再発の可能性があるのですが、完治させれば再発の恐れはありません。
ノミやダニ、食事、ほこりなど様々なものが原因となって引きこされるのが、この「アレルギー性皮膚炎」です。発症すると「激しいかゆみ」「発疹」などの症状が現れるため、患部を頻繁に引っ掻くようになります。
「尿道閉鎖」とは、何らかの原因により尿道が塞がってしまい、尿が出にくくなる、もしくは完全に出なくなる病気です。雄猫によくみられます。
猫の死亡原因のうち、最も多いのがこの「慢性腎不全」です。尿の量や回数が以前よりも増える、また水を飲む量や回数が増えるなどの症状が現れます。
いわゆる膀胱炎のことで、細菌やストレスが原因で発症します。
「毛球症」とは、毛づくろいの際に飲み込んだ体毛が消化器官内に溜まり、毛玉となって腸に詰まった状態のことを言います。「食欲不振」「便秘」「空えずき」などの症状が現れます。
「巨大結腸症」とは、慢性的な便秘により過度に便が溜まり、結腸が巨大化することを言います。若年期の雄猫によくみられ、症状が長期化すると「食欲不振」「体重減少」「脱水症状」などを引き起こすことがあります。
膿、血液、リンパ液などが胸に溜まり、呼吸困難を引き起こす病気です。胸部に痛みが発生するため、胸を触られるのを嫌がったり、また「食欲不振」や「発熱」などの症状を引き起こしたりすることもあります。そのほか、口腔、歯茎、眼瞼の内側の粘膜が青くなるという特徴もあります。
「肥大型心筋症」とは、心臓の筋肉が「厚くなる」「薄くなる」などの異常により、心臓の働きが低下する病気です。初期症状はほとんどなく、「少し元気がない」程度の変化しか現れないこともありますが、症状が悪化すると「呼吸困難」「突然の発作」「足の麻痺」などを引き起こすことがあります。
犬と比べて、猫のフィラリア症の発症は稀ですが、発症すると初期段階には「咳」「嘔吐」「呼吸困難」などの症状を引き起こし、悪化すると突然死を招く可能性もあります。
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